春のアレンジ ビタミンカラー&光触媒
春のビタミンカラーアレンジ
《花言葉》
デルフィニウム 清明・寛大・高貴・幸福をふりまく
チューリップ 思いやり・博愛 (オレンジチューリップ 照れ屋)
ガーベラ 希望・常に前進 (オレンジガーベラ 探求心・冒険)
スイトピー 門出・優しい思い出
《デルフィニウム》
ラインフラワー(線的な形の花)であるデルフィニウムは、華やかで存在感があり、いかようにも曲げて使えるので春のアレンジには欠かせません。
まさにアーティフィシャルフラワーの特権「花をアートする」のにもってこいの花材です。
花びら一枚一枚の繊細な風合いが見事に再現されているので、春の軽やかさを演出するのにぴったりです。
《ビタミンカラーの視覚的効果》
黄色のデルフィニウムだけだと作品がぼやけるので、アクセントとしてオレンジのガーベラ・スイトピー・チューリップを入れました。
色は視覚的に人体に影響を及ぼします。
それぞれの色に科学的に実証された「心理的効果」があります。
イエロー・オレンジというビタミン系のカラーは、健康増進・食欲増進などを促す作用があると言われています。
空間を軽やかに元気に演出したい場合や、食欲をそそるという意味で飲食店のディスプレイとして飾るのもおすすめです。
何か叶えたい目標がある場合も、オレンジ系のオブジェに願いを込めてそばに置いておくのがいいそうです。
ビタミンカラーは、一歩前に踏み出したり、前進したい時にその想いを支えてくれる強い味方です。
せっかくだからこの機に色の効果を味方に付けてみるのもいいかもしれません。
《デザインについて》
設置場所の高さや向きに合わせて、なんとなくデルフィニウムでフォームをデザインしていくうちに「エルシェイプ風」に仕上がりました。
私は飾る場所と花材から直感的に製作するので、最初から厳密なデザインは描かず、いつも気が付けば「その形」に仕上がってしまいます(汗)
ところで「エルシェイプ」とはヨーロピアンフラワーデザインの種類の一つで「L字型」という意味です。
少ない花で大きな広がりを演出できるという(花職人としてはコスト的にも非常にありがたい)特徴があります(涙)。
広い空間(祭壇やステージ)に向かって左右対称にアレンジしても素敵に映えるデザインだと思います。
《設置場所》
今回は、歯科医院のエントランス(レンタルフラワー)です。
歯医者さんに勇気を出して来院するお子様たちが「チューリップだ♪」と知ってる花を目にして、少しでも晴れやかな気持ちになっていただけたらと願いを込めて製作しました。
普段、チューリップはあまり使用しませんが、いざ使ってみると、まっすぐ伸びる花姿、凛と重なりあう艶やかな花びらに力強さがあって、アレンジ全体に躍動感がプラスされたような気がします。
作品を数多く制作していると、ついつい使い慣れた「安心花材」に偏りがちになります。
自分の中で失敗しないと確信できる花材に走りたくなるのです。
ですが、思い切って不慣れな花材を取り入れてみると、意外にも新たな発見・学びがあるから不思議です。
どう使っていいかわからない・・・
と、一瞬ひるむような花材であっても、とりあえず試しに取り入れてみると新たな世界が広がります。
そうした意味で、フラワーデザインの世界は日々勉強。
本当に奥が深いです 笑
《光触媒加工》
設置場所はガラス張りの壁際で、光がさんさんと降り注ぐ棚の上。
そこで【光触媒加工】も施しました。
院内を漂うウィルスが、アレンジメント作品に触れたら殺菌・滅菌されるというありがたい光触媒効果。
アレンジメントそのものへの汚れの付着もガードしてくれるので、レンタルする側の私としても安心だし助かっています。
光触媒加工にはスプレータイプや液体散布タイプがあります。
また詳しくは別のコラムで記載できたらと思います。
液状散布タイプは、アレンジ作品に散布して時間が経っても変色などありません。
殺菌効果は約半年続きます。
《親心》
「色の視覚的効果&殺菌効果を発揮して、今回もいい仕事をしてね!よろしく頼むね!」
と子供たち(アレンジ作品)にお願いして設置させていただきました(笑)
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